八百屋＝たくさんのものを売る店

今週の我が悩み、それはタクアンです。
こないだ街に出た時、アーケードで路上販売をやってたんですよ。
今、宮城県はデスティネーションキャンペーンというのをやってるんですよね。
要するにアレだ、
仙台を中心とした宮城県全体に全国から観光客を呼び込んで、
彼らのお財布の中身をもにょもにょしようという、そういうキャンペーンらしいのですが。
今でこそ仙台居住歴7年になる私ですが、
元はよそ者なので生活範囲以外の宮城のことは案外知らなかったりするんですよ。
キャンペーンで催されるイベントは、別に観光客限定ではないですからね。
私にとっても今まで知らなかった宮城のよいものを再発見する、格好の機会なのです。
で、たまたま出くわした路上市を冷やかしていたら、
何か妙に美味いタクアンと出合ってしまったと、そういう次第であります。
路上なんでね。
当然ハーフサイズとかはないわけで。
めでたく一本丸々、お持ち帰りー。
……したはいいけど、これがなかなか減らないんだ。
私、薄切りが好みだから頑張って薄ーくスライスしたし。
一人で一日に消費するタクアンなんて、せいぜい五、六枚がいいとこだし。
しかも妙に美味いからできればリピートしたいんだけど、
どこの誰の作品であるかは全く分からないわけで
（宮城県内の手練であることは確実だけど）
つか袋に店の名前くらい印刷しとけよ！
せめて自治体名くらいは宣伝しろよっ！！
キャンペーンに参加してる意味なかろうにっ！！！
宮城県民は欲がないなぁ。
北海道民なら絶対でっかく『北海道』ってプリントしてるって。
まぁ、二本目の心配はまだ半分以上残ってる一本目を片付けてからしろって感じなんですが。
つか観光客の前に私の財布がもにょもにょされてる。ヤバい。
そんなわけでこの連休はほうじ茶啜りながらコタツでタクアンかじってました。
明日の予定も上記とほぼ変わりません。
おかげで小説が少しだけ進みました。やったね。

＊今日の晩飯＊
キーマカレー、見切り品のふじりんご、アイスそば茶
実家から送ってきた野菜を刻んでカレーに投入しました。
ちょっと材料足りなくなったから、その辺のスーパーで売ってる野菜と混ぜたのだけど。
切る前、一緒に調理台に並んでる姿がね。
いかにも、都会育ちと田舎者といった風情がひしひしと。
同じ人参なのに、何なんだこの雰囲気の違いは。
ああ、スーパーで買ってきた方は形がキレイなんだね。
整った円錐形で、すらっとしててカッコいい。美形だね。
実家で取れた方は……
うん、ウエストにくびれがあるよ。人参のくせにナイスバディだ。
コレが並んでたら、ナイスバディより美形を買うよな。そうだよな。
美形として生まれるべく品種改良を加えられた都会の人参と、
わんぱくでも逞しく育った田舎の人参。
ちなみに混ぜても味は変わらないよ。
すべてを中和するカレーのせいで、どっちがどっちなんて分からない。
まぁ、どっちを選ぶかなんて本人の好み次第なんですけどね。
美形キャラ以外にも生き延びる道筋が欲しいなぁと、思わず考えてしまった昼下がりでした。

んで、作ってから気づいたよ。
鍋いっぱいのこのカレーが残ってる間、タクアン減らないじゃん……！！
どうしよう。何も考えてなかった。
無策こそ最上の策、らしいよ。頑張れ自分。

さてさて、今週唯一の野菜ネタ以外の話、いくよ。
……や●いネタは当店では取り扱っておりません。あしからず。

枕草子（題名の由来は未だ不明）

冬はつとめて。
いと寒くなりにし昨今、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうや。
昨年より幾分値が下がったとは申せ、灯油は今年も高止まりの様子。
北国の住まいゆえ不平を述べしは詮無きことなれど、財布の中身はあはれなりけり。
なれどつとめなくしては炭も灯油も購うことあたわず。
燃え尽きたぜ……真っ白によ……わろし。

こんな駄文を書く為に、久しぶりに古語辞典を開きました。
その行為が既にわろしだよ。
枕草子は「春はあけぼの」より「冬はつとめて」の方が印象に残っています。
「つとめて」という単語からはなんとなく冬の凛とした寒気が伝わってくるし、
何より「わろし」というフレーズのインパクトがね。強いわ。

えー、実はここ最近身辺が軽くごたついてまして。
今月の頭に、職場の持ち場が異動になったんですよ。
派遣で異動というのも耳慣れないですが、現実に起こったことだから仕方ないね。
これまでは電話を受けることが多かったのですが、
今月からは掛ける側メインの仕事となりました。
これまでは言われたことをハイハイと聞くのが中心だったのですけど、
これからはこちらから電話した目的や質問をしゃべり続けなければならぬわけで。
ずっと俺のターン！！
やることが180度変わったにも関わらず、
ろくに説明も受けぬまま異動初日から容赦なく実戦配備という扱いを受け、
うちに帰る頃には毎日魂出てるような感じでした。
そのためサイトにかける時間や気分的な余裕が取れず、ヘタレな更新が続いてしまいました。
言い訳がましくて大変申し訳ありません。
このままではいけないと思い、
今週は急遽本家の管理人コーナーの自己紹介を現在仕様に書き換えてみました。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。

7周年以降、とてもたくさんの拍手をいただいています。
反響の大きさに私自身が一番驚いていたり。
めまぐるしく変わる日常風景の中、本当に慰められました。
心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。
今後とも、どうぞヨロシク……！（笑）

＊今日の晩飯＊
ごはん、鮭のちゃんちゃん焼き、リンゴジュース
生鮭を見るとちゃんちゃん焼きが食べたくなります。
うっかりきのこを買い足すのを忘れていたため、今回の具は野菜オンリー。
先週のにんにくがまだ生き残っていたため、刻んでにんにく味噌にしてみました。
これも意外とイケます。
鮭なしのキャベツの甘味噌炒めは丼物としても絶品でしたよ！

五行相剋説よ我に恩恵を

それでは今週のニュースです。
本日午後、仙台市W区のアパートでボヤがありました。
幸い発見が早かったため、大事には至らず初期消火に成功。
怪我人ゼロ、物品被害も特に見られませんでした。
火元はコンロに付着した食品の欠片と推定されています。
原因物質は既に炭化しているため、何物であるかまでは特定できておりません。
以上、現場からお伝えしました。

というわけで火事ですよ。
お茶淹れようと思って鍋を火に掛けてたら、いきなり赤い炎がボッて。
ああ、びっくりした。
慌てて火を消して鍋を下ろし、振り向いたらまだ燃えてました。
……まぁ指先ほどのちっちゃな炎なんですけど。
ガスの青い火の中に、いきなり真っ赤なのが混じったらビビるじゃないですか。
適当な火かき棒が見当たらなかったため、缶切の出っ張りで削り取りました。
水をかけるまで燃え続けてましたからね。一体あれは何だったんだ。
こんなの一人暮らし歴8年で初めてだよ。
ハロウィン流血事件といい、最近うちの台所は何かに祟られているんじゃないのか。
大事には至っていないからまだいいとはいえ、こうも続くとちょっとイヤな感じ。

さて、厄落としに本来用意していたネタでも語りましょうか。
先日お祭りに行ってきたんです。
仙台市街のアーケードで行われた、すずめ踊りのパレードに。
子供の頃はお祭り＝出店というとても単純なイメージだったのですが、
今は少しは違った楽しみ方ができますよ。
太鼓の音って、いいよね。なんというか、血が騒ぐ。
こういう良さが分かるようになってるあたり、多少は大人になったらしい。
今回も踊りというからには鳴り物が登場したわけなのですが、
久々に目の前で打ち鳴らされる太鼓に興味津々で見入っておりました。
普通のアーケード街を何の仕切りもなく通っていく形式だったからさ。
ガン見してると、太鼓係の鯔背で陽気な兄ちゃんがわざわざ目の前で足を止めて
ガンガン打ってくれたりするわけなんですよ。
にしても、太鼓の音って何でこんなにも腹に響くんだろう。
ああそうか、体内で最も水分含有量が多いのは腹部だからか。
振動を与えた水風船と同じ現象が、きっと私の中の水分にも起こっているのだね。
ぶるぶるぶる。
同じ理屈だと脳にも響きそうだけど、多分頭蓋骨がシャットダウンしてるんだね。
だって奴は振動に弱い脳を守る鎧だもの。
うっかり太鼓の音波なんか通したら職務放棄だって怒られるんだろうさ。
肋骨は隙間だらけだから音も通りやすいんだよ、きっと。
……ねじり鉢巻を巻いて笑顔で去っていった見知らぬ叩き手は、
サービスでパフォーマンスした観客がこんな妄想してるなんて想像だにしてないんだろうな。

さて、水剋火の理屈だとこれで厄には勝てるはずなんだけど。
どうかな。
今度はパイプ詰まりによる水害とか、マジ勘弁ね。

小説新章の進捗状況が芳しくありません……
現在プロットの1/4くらいしか上がってないし。
お届けにはもう少し時間がかかってしまうやもしれません。
お待ちいただいている方、申し訳ありません。

＊今日の晩飯＊
特製オリジナルペペロンチーノ、カルピス
今日は珍しくパスタです。
実家から送ってきた丸ごとにんにく2個を消化するため、
ガーリックをむやみやたらに大量投入。
……明日仕事だよ。消えるかしら、この匂い。
というか未だにペペロンチーノってサイ●リヤのしか食べたことないんだけど。
作り方とか超適当だけど、いいのかな。

流血のTrick or Treat？

ハロウィン・ナイトの惨劇！
床に散った血痕、朱に染まる左手が語るものとは一体。
深雪は果たして無事なのか！？
緊迫の展開、次週続報を待て！！

……なんて、思わせぶりな引きで今週を終わらせるほど大した事件ではないですよ。
ちょっと包丁で指を切っただけです。
左手の人差し指、爪の真下あたりをざっくりぱっくりと。
うん。調理中に指を切るなんて滅多にないことだし、
放っておいたら指先からぱたぱた垂れるような流血は一人暮らしして以来初めてだったからさ。
しかも来客と話をしながらの作業中だったから、いろんな意味で動揺しました。
そこで悲鳴とかを上げとけばいいのだけれどね。
何事もなかったかのように包丁を置き、
居室にとって返してティッシュを数枚むしり取り、
傷口を押さえながら指の付け根を輪ゴムで縛ったりしてるからさ。
騒いでも血は止まらないし、
いきなり血まみれな手を見せて友人を驚かせてもいけないし、
盛り上がってきた話題を切らしたくなかったし。
……うん。ホントだよ。結構動揺してたんだって。
ふと顔を上げた友人が真っ赤なティッシュを何の心の準備もなしに見てしまって、
ぎゃってなるなんて可能性は思い浮かびもしなかったんだから。
指先の傷なら心臓より上に上げておけば止血しやすいとか、思いつくまで大分かかったし。
結局完全に血が止まるまで、2時間以上かかりました。
指先が冷えていたせいかほとんど痛みを感じなかったので、
危機感が足りなかったのかもしれませんね。
このまま一晩止まらなかったら縫わなきゃならないのかしらとか、ぼんやり考えてました。

切り方が良かったのか、翌日には素手で水仕事をできる程度には回復していました。
切ったままの状態でくっついていた皮が、先程はがれかけたので自分でちょん切りました。
傷口が直接空気に触れるようになって、
ようやくズキズキしだしたので急遽マキロンを塗って絆創膏を貼りました。
傷を負ってから何日経ってるんだよって話ですが。
……私の痛覚は鈍いのではないか疑惑、急浮上中。

そんなわけでいつもよりタイピング速度4割減でお届けしている日常記です。
商売道具なのになんてこと！
本家17000hits記念がこんな血塗れた話題でごめんなさい。
今後も皆様のご厚情（もしくはご期待）を裏切らないよう、
デンジャラスシングルライフ書きとして精進したいと思います。

＊今日の晩飯＊
のりたまごはん、豚汁、そば茶
豚汁は件のハロウィンの夜に友人と作っていたものの残りです。
負傷後、友人がまだ大量に残っていた材料を切って食べられる状態にしてくれました。
ありがたや。これがあるおかげで炊事が大分楽になったよ。
人参見るたびに、どれを切ってる時にやったんだろうって思います。

今週のキバは大学駅伝のため休み。
そっか、駅伝か。
こないだはフィギュアもやってたし、そんな季節になったのね。
つかもう11月じゃん！　わーびっくり。

触れるなかれ、見るなかれ

『見るなのタブー』と呼ばれるものが、世の中にはあるそうです。
神聖なもの、または穢れたものを目にすることで、
見た者にも何らかの災いが降りかかるというお話の種類を示す言葉とのこと。
有名なところでは旧約聖書のソドムとゴモラ滅亡譚に登場するロトの妻。
日本神話にあるイザナギの黄泉還りもそうですね。
もっと身近なところでは鶴の恩返しも例として挙げられるでしょうか。
いずれにしても「見てはいけない」と言われたものを「見てしまう」ところに
物語の核心が置かれています。
割と色々な宗教説話や民話に見られる類型らしいですね。
大体において共通しているのは、
「見ることを禁止する存在」と「見られて罰を下す存在」は、同一であるということ。
聖なるものと、穢れたもの。
祝うものと、呪うもの。
畏怖と、恐怖。
昔の人にとっては、
相反する両者の境界線が現在よりもずっと不確かだったのかもしれません。
そしてこのパターンのもう一つの共通点は、
命じられたままに何も行動を起こさなければ物語は一歩も進まないということ。
単純な構造ながら、
これらの話が含んでいる本当の意味はかなり深いものなのかもしれませんね。

というわけで今週の更新ですが。
無事7周年を終えたということもあり、ここ最近の更新ラッシュに一息入れてみました。
改めまして、祝・7周年。呪じゃないよ。
久々に本家メニューのNEWマークが日常記オンリーです。
休みを挟んでいたとはいえ、最近随分頻繁に色々いじってたからなぁ。
ええと、6週連続で日常記以外の更新があったのか。
おお、随分働いたなぁ。
実は今回も管理用の編集は細々と入っているのですが。
はーいそこ。どこが変わったとか探しちゃダメよ。
優雅に泳ぐ白鳥の水面下のバタ足を覗いてはいけないよ。
うっかり痕跡を見つけちゃうと、呪われちゃうかも☆
……その昔、祝と呪は同じ意味で使われていたそうですよ。

＊今日の晩飯＊
スープカレー、チョコゼリー入りアイスクリーム
ずっと引きこもっていた今日、冷蔵庫を覗いたらカレーの材料がありました。
けどいつものカレーって気分じゃなかったのよね。
コンソメがちょっと多めにあったから、
じゃあちょっとテイストを変えてスープにしようと思ったのです。
本物をそんなに食べたことがないから、
本当にこの物体をスープカレーと呼んで良いのかは疑問だけど。
まぁ、全然普通に食べれるから問題はまったくないんだけれどね。