現在不定期更新中。
いただいても返せる自信がないため、記事へのコメント、トラバは丁重にお断りしておりまする。
こないだ仕事中に癒しを求めて「猫の耳 画像」でググったら、
猫耳の女の子の画像ばっか出てきて焦りました。
「猫の手 画像」で検索した時はこの世の天国が現出したのに。
何故だ。
猫の耳は手に比べて需要が少ないのか。
猫の手を借りたい人はいても、
猫の耳を見たい輩はそう多くはないということか。
あんなに魅惑的な三角形、なかなかないのに。
そんな感じで徐々に日常を取り戻しつつある管理人ですこんばんは。
震災前の生活が戻るに従って残業とか歓迎されざるものまで戻ってしまい、
最近なかなか文章を打ち込む時間が取れずにいて、
日常記さえも放置が続いてしまいました。
待っていただいている方には本当に申し訳ないのです。
特に小説の続き待ちの方とか……ホントすみませ……がふっ。
次の更新の時くらいには長編の続きを上げられたらいいなぁと思っています。
うん。
こうやって書いておけばやる。
私やればできる子。
きっと。
たぶん。
ここ最近ずっと非日常が日常というのがデフォルトでした。
ライフラインや食糧や住処がある「普通」の生活や、
国内外からの多くの温かい支援、
そして何より自分自身を含めた周囲の人々が生きているということそのものが、
本当に有難いことなのだと実感しています。
一生のうちで何度、
お互いの命が無事だったことを心から喜べることがあるのだろう、と。
だからこそ津波で大事なものを流されたり、
身近な方が亡くなったり、未だに行方が分からないという方々には
正直かける言葉を見つけることすらできなくて、
自分たちだけが日常を取り戻してゆくことに申し訳なさを感じます。
原発事故で避難を強いられている方々には特に。
無事を喜ぶ気持ちの大きさはそのまま、
逆だった場合の悲しみの深さに変わるのだから。
そして私が今いる場所は、
偶然隣に座った人が深い悲しみを抱えていてもおかしくはない。
誰かを助けるためには自分が誰かに助けられてちゃだめじゃないですか。
こんなに近くにいる誰かの力になるためには、
まず自分が外部の援助の必要がないくらいに立ち直らないと。
日常は尊い。
温かいごはんが食べられることも、
風呂に入れることも、
布団で眠れることも、
自分の家があることも。
福島の某避難指示地域では、
自宅の18禁同人誌を置いていくかスクリーニングを受けて持ち出すかという
究極の選択を迫られている方がいると聞きました。
笑っちゃいけないところなんだろうけれど、ごめん聞いたときは吹きましたw
どんな形であれ、
趣味に浸れるっていうのも贅沢な日常の過ごし方のひとつなんですよね。
願わくば、私も誰かの日常を取り戻す力になりたい。
できることから、ひとつずつ。
まずは自分の健康管理、そして地産地消。
それから無理しない範囲でボランティアかな。
うん。
自分の日常の中でやれることをひとつずつ、見つけていこう。
猫耳の女の子の画像ばっか出てきて焦りました。
「猫の手 画像」で検索した時はこの世の天国が現出したのに。
何故だ。
猫の耳は手に比べて需要が少ないのか。
猫の手を借りたい人はいても、
猫の耳を見たい輩はそう多くはないということか。
あんなに魅惑的な三角形、なかなかないのに。
そんな感じで徐々に日常を取り戻しつつある管理人ですこんばんは。
震災前の生活が戻るに従って残業とか歓迎されざるものまで戻ってしまい、
最近なかなか文章を打ち込む時間が取れずにいて、
日常記さえも放置が続いてしまいました。
待っていただいている方には本当に申し訳ないのです。
特に小説の続き待ちの方とか……ホントすみませ……がふっ。
次の更新の時くらいには長編の続きを上げられたらいいなぁと思っています。
うん。
こうやって書いておけばやる。
私やればできる子。
きっと。
たぶん。
ここ最近ずっと非日常が日常というのがデフォルトでした。
ライフラインや食糧や住処がある「普通」の生活や、
国内外からの多くの温かい支援、
そして何より自分自身を含めた周囲の人々が生きているということそのものが、
本当に有難いことなのだと実感しています。
一生のうちで何度、
お互いの命が無事だったことを心から喜べることがあるのだろう、と。
だからこそ津波で大事なものを流されたり、
身近な方が亡くなったり、未だに行方が分からないという方々には
正直かける言葉を見つけることすらできなくて、
自分たちだけが日常を取り戻してゆくことに申し訳なさを感じます。
原発事故で避難を強いられている方々には特に。
無事を喜ぶ気持ちの大きさはそのまま、
逆だった場合の悲しみの深さに変わるのだから。
そして私が今いる場所は、
偶然隣に座った人が深い悲しみを抱えていてもおかしくはない。
誰かを助けるためには自分が誰かに助けられてちゃだめじゃないですか。
こんなに近くにいる誰かの力になるためには、
まず自分が外部の援助の必要がないくらいに立ち直らないと。
日常は尊い。
温かいごはんが食べられることも、
風呂に入れることも、
布団で眠れることも、
自分の家があることも。
福島の某避難指示地域では、
自宅の18禁同人誌を置いていくかスクリーニングを受けて持ち出すかという
究極の選択を迫られている方がいると聞きました。
笑っちゃいけないところなんだろうけれど、ごめん聞いたときは吹きましたw
どんな形であれ、
趣味に浸れるっていうのも贅沢な日常の過ごし方のひとつなんですよね。
願わくば、私も誰かの日常を取り戻す力になりたい。
できることから、ひとつずつ。
まずは自分の健康管理、そして地産地消。
それから無理しない範囲でボランティアかな。
うん。
自分の日常の中でやれることをひとつずつ、見つけていこう。
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あの日から一ヶ月。
何か書こうと思っても、何も言葉にできない日が続いてしまいました。
振り返ればあっという間だったけれど、
一日一日はとても長かったように思えます。
我が家は四日前にガスが戻ってきました。
丸一ヶ月、ガスなしの生活を送ったのだね。
洗髪不可五日目くらいから、
髪のツヤベタがハンパないことになるという事実を図らずも体感しました。
そんなに洒落っ気がある方でない私でさえ、
風呂に入れないのは本当にきつかったので、
年頃の女の子なんかは本当に辛かっただろうなぁ。
電気が戻ってきたのは震災後5日目の夕方。
戻ってきた直後に炊いたコメの美味かったこと。
あたたかいごはんを食べられる、
そんな当たり前のことがどれほど幸せなことか。
水道は今のところ一度も止まっていません。
この点は本当に幸運だったと思います。
ライフライン=生命線。
自分の生活が元通りになればなるほど、
元通りになれない人々がまだたくさんいる事実が忘れられない。
日に日に小さくなる配給のおにぎりを。
数日振りに口にした味噌汁のぬくもりを。
大停電の夜に見上げた空の満天の星を。
思い出にするには生々しくて、
そして同時に、綺麗な思い出にしてはいけない記憶。
今、私がいる街は素晴らしいスピードで復興しています。
スーパーの品揃えはかなり戻ってきたし、
開いている店も日に日に多くなっているし。
まぁひっきりなしの余震のせいでJRはしょっちゅう止まるし、
コンビニの営業時間は長くてもセブンイレブンだし(笑)
スーパーの特売が少なくなったせいでちょっと物価高いけどね。
それでもこんなに短期間でここまで戻ることができたのは、
間違いなくみんなで『日常』を取り戻そうと努力した結果です。
探すでもなく見つけられる遠隔地のナンバー。
うちのガスを復旧してくれた東京ガスさん。
近所の駐屯地でテント生活をしている自衛隊の皆さん。
全国の皆さんに支えられて、今この瞬間があるのだと実感できます。
ここに住んでいるだけですべてに感謝できる。
本当にありがとう。
どうやら私は思っていた以上にこの街が、東北が好きみたいです。
こんなことになっても故郷に帰るという選択をできなかったしなぁ。
宮城の魚。
岩手の地酒。
福島の果物。
私をとりこにした素晴らしい自然の恵みが、
またいつか当たり前のように食卓に載る日が来ると信じています。
先日、若林区の浸水域を見てきました。
自転車で行けるほど近くにある激甚被災地域。
そこから目を背けたままだと、きっと後悔すると思ったから。
濃厚な潮の匂い。
舞い上がる土埃。
空の広さ。
TVでは決して伝わらない、あの静けさ。
行って良かったと思いました。
津波が到達した、その線。
あの日何かの歯車が違っていたら、
私もその境界線の向こう側にいたのだから。
お前は生かされたのだ、と言われたこともありました。
けれど私は少し違うと思うのです。
あの日あの境界線のどちら側にいたかは本当に偶然でしかない。
津波で亡くなった方が生かされなくて、
たまたま内陸にいた私が生かされた理由なんて、あるはずがない。
だから。
これから先、私が生きていく中で
あの日生き延びた意味を創っていかなければならないのだと思います。
創る時間を奪われた人々の分まで。
犠牲者の方々の眠りがどうぞ安らかでありますよう、心から祈ります。
まとまらない文章ですが、最後に。
震災直後、拍手経由で安否を問うメッセージをいただきました。
返信不要のチェックが入っていたのですが、
どうしても一言、お伝えしたいのです。
メッセージを拝読して、
生きることができて良かったと心から思えました。
ありがとう。
この文章を書いている間も繰り返されている余震。
今もこの空の下、不安な夜を過ごすすべての人々に。
吹雪はもう要らない。
春風が優しく、穏やかに吹きますように。
何か書こうと思っても、何も言葉にできない日が続いてしまいました。
振り返ればあっという間だったけれど、
一日一日はとても長かったように思えます。
我が家は四日前にガスが戻ってきました。
丸一ヶ月、ガスなしの生活を送ったのだね。
洗髪不可五日目くらいから、
髪のツヤベタがハンパないことになるという事実を図らずも体感しました。
そんなに洒落っ気がある方でない私でさえ、
風呂に入れないのは本当にきつかったので、
年頃の女の子なんかは本当に辛かっただろうなぁ。
電気が戻ってきたのは震災後5日目の夕方。
戻ってきた直後に炊いたコメの美味かったこと。
あたたかいごはんを食べられる、
そんな当たり前のことがどれほど幸せなことか。
水道は今のところ一度も止まっていません。
この点は本当に幸運だったと思います。
ライフライン=生命線。
自分の生活が元通りになればなるほど、
元通りになれない人々がまだたくさんいる事実が忘れられない。
日に日に小さくなる配給のおにぎりを。
数日振りに口にした味噌汁のぬくもりを。
大停電の夜に見上げた空の満天の星を。
思い出にするには生々しくて、
そして同時に、綺麗な思い出にしてはいけない記憶。
今、私がいる街は素晴らしいスピードで復興しています。
スーパーの品揃えはかなり戻ってきたし、
開いている店も日に日に多くなっているし。
まぁひっきりなしの余震のせいでJRはしょっちゅう止まるし、
コンビニの営業時間は長くてもセブンイレブンだし(笑)
スーパーの特売が少なくなったせいでちょっと物価高いけどね。
それでもこんなに短期間でここまで戻ることができたのは、
間違いなくみんなで『日常』を取り戻そうと努力した結果です。
探すでもなく見つけられる遠隔地のナンバー。
うちのガスを復旧してくれた東京ガスさん。
近所の駐屯地でテント生活をしている自衛隊の皆さん。
全国の皆さんに支えられて、今この瞬間があるのだと実感できます。
ここに住んでいるだけですべてに感謝できる。
本当にありがとう。
どうやら私は思っていた以上にこの街が、東北が好きみたいです。
こんなことになっても故郷に帰るという選択をできなかったしなぁ。
宮城の魚。
岩手の地酒。
福島の果物。
私をとりこにした素晴らしい自然の恵みが、
またいつか当たり前のように食卓に載る日が来ると信じています。
先日、若林区の浸水域を見てきました。
自転車で行けるほど近くにある激甚被災地域。
そこから目を背けたままだと、きっと後悔すると思ったから。
濃厚な潮の匂い。
舞い上がる土埃。
空の広さ。
TVでは決して伝わらない、あの静けさ。
行って良かったと思いました。
津波が到達した、その線。
あの日何かの歯車が違っていたら、
私もその境界線の向こう側にいたのだから。
お前は生かされたのだ、と言われたこともありました。
けれど私は少し違うと思うのです。
あの日あの境界線のどちら側にいたかは本当に偶然でしかない。
津波で亡くなった方が生かされなくて、
たまたま内陸にいた私が生かされた理由なんて、あるはずがない。
だから。
これから先、私が生きていく中で
あの日生き延びた意味を創っていかなければならないのだと思います。
創る時間を奪われた人々の分まで。
犠牲者の方々の眠りがどうぞ安らかでありますよう、心から祈ります。
まとまらない文章ですが、最後に。
震災直後、拍手経由で安否を問うメッセージをいただきました。
返信不要のチェックが入っていたのですが、
どうしても一言、お伝えしたいのです。
メッセージを拝読して、
生きることができて良かったと心から思えました。
ありがとう。
この文章を書いている間も繰り返されている余震。
今もこの空の下、不安な夜を過ごすすべての人々に。
吹雪はもう要らない。
春風が優しく、穏やかに吹きますように。
2月は気持ち悪いくらい暖かかったのに、
この3月はどうしてこんなに寒いのだろう。
天候の理不尽に本気の怒りさえ感じる今日この頃ですが、
仙台市若林区在住の管理人はその後も何とか無事に過ごしております。
うちはかなり内陸の方に位置しており、
幸いにも津波の被害は受けずに済みました。
しかし自宅からわずか3kmほど海側の地域は軒並み浸水、
ニュースですっかり耳馴染になってしまった激甚被害地域は5km圏内にあります。
あれから半月、
自宅は電気が復旧しPCを利用してのネットも問題なくできるようになりました。
けれどまだ手の届くくらい近くに住居すら失くした方々がいる。
それを知りながら何もできない自分がいる。
悔しいけれど、それが現実。
だからせめて、自分にできることを精一杯やろう。
結局人は、それぞれにできることしかできないのだから。
というわけで、
被災当日のレポートを以下に記していきたいと思います。
3/11当日の仕事は休み、
15:15に友人と待ち合わせて食事をする約束になっていました。
午前中のうちに髪を切りに美容室に行き、
これから飲み会だと言ったところ馴染みの美容師さんが
サービスでワックスとアイロンで髪型をおしゃれに整えてくれました。
ごきげんで街に移動するも待ち合わせまでは少々時間がある。
ふむ。
腹の肉を何とか運動不足解消のため
あたたかくなったらランニングをしたいと思ってたのだったか。
折しもアーケードの靴屋はセール中。
スニーカーを格安でゲットしさらにご満悦。
しかし買い物が順調すぎて時間を潰しきれていない。
うむ。
本屋に行って立ち読みでもしよう。
立ち寄ったのはたぶん仙台で一番新しい本屋。
漢検の問題集コーナーを冷やかし、
少年マンガの平積コーナー前に差し掛かった時でした。
軽い揺れの後、轟音を伴った激しい地震が来ました。
前日、前々日に大きめの地震があったこともあり、
「ああ、来たか」という感覚で特に驚きはありませんでした。
まずは書棚が倒れてこないかを確認。
平積前のため棚は背中合わせの接合部分が目の前にある状況。
構造的にこっちに倒れてくることはない。
そう判断し、次に頭上をチェック。
2003年の連続地震の時は、
揺れの直後に頭上の空調のフタが落下してきたからね。
よし、照明や換気ダクトなし。
場所は本屋のほぼど真ん中。
下手に店内を突っ切る方が崩れてくる本に当たって危ない。
そう判断してその場でじっと揺れがおさまるのを待つことに。
第一波は平積の本がやや雪崩れるも数冊が床に落ちた程度。
照明も何度か点滅しましたがおおむね点いていました。
ふと見ると向こうのカフェスペースのテーブルにしがみついて
揺れをやり過ごしている人が数人います。
特に目に見える被害もなく揺れがおさまった、と思ったその時。
間をおかず第二波が来ました。
第一波より強い揺れで下手に移動すると転びそうなほど。
とりあえずその場に座ってやり過ごそう。
床に膝をついて平積台にしがみついたのとほぼ同時に、
耐え切れなくなったように積まれていた本が雪崩落ちてきました。
本といってもコミックスの新刊、軽いし大して痛くもないのだけれども。
台を抱え込んだ腕の中に惜しげもなく飛び込んでくるのはリボーン最新刊。
はわわわわ全国の十代目ファンの方々本当に申し訳ありません!
……とか考えてしまう程度には結構冷静だったんですがw
同時進行で照明が激しく点滅しだし、
ばちんっと音を立てて店内の明かりが全消灯しました。
カフェスペースの避難者はテーブルの下にもぐりこんでいます。
それやってる人初めて生で見た……!
地震の際のお手本のようなその行動を思わず凝視しているうちに
揺れは徐々に小さくなっていき、
完全におさまる前に店員さんの避難誘導が始まりました。
周囲は本の海。
棚の上から2段目までの本はすべて床に落ちて、
通常は棚の下に収まっている滑車つきの収納箱も
ところどころ通路に彷徨い出ている状態でした。
最初は本を足で寄せて通路を作っていたのだけど、
どうしようもないほど積み重なっているゾーンに出くわし
やむなく「ごめんなさい」と唱えながら新刊本を踏み越えて店内を脱出。
仙台は比較的地震に慣れているため、
今までは目に見える形で街が壊れていたことはなかったのだけれども。
外はガラスやタイルが散乱していました。
怪我でもしたのか、突然女性の悲鳴が響き渡ってちょっとびっくりしたり。
ともかくいつもの地震とは街の雰囲気が違っていました。
携帯も地震直後は通じるも30分後には通話・メール共に不可。
殺到する家族からの安否確認と乏しい電波探索であっという間に携帯は充電切れ。
友人との待ち合わせまで30分を切っていたため、
合流できないかと待ち合わせ場所で待ってみるも
停電と店舗閉鎖により人でごった返すアーケードで
人一人を探すのはやはり難しく、一時間ほどで断念。
どの道停電だから今日は店も開かないであろう。
かろうじて最後の電源で今日は解散にしたい旨のメール送信に成功し、
降り出した雪の中自宅へと徒歩で移動。
(地下鉄はもちろん、バスも回送扱いで利用不可)
吹雪の中黙々と歩く人の群……
あんなに多くの歩行者を仙台で見たのは初めてでした。
何気に七夕のアーケードよりも人出多かったんじゃなかろうか。
1時間の徒歩+15分のチャリを乗り継ぎ辿り着いた我が部屋は、
絵に描いたような地震後の風景となっておりました。
食器棚が倒れ、レンジが床に転がり、
半開きになった居室へ至る引き戸からは雪崩った蔵書が見え隠れ。
まさかこんなところで初仕事を依頼することになろうとは。
買ったばかりのスニーカーをタグも外さぬまま履き、
ワレモノの破片を踏み越えて室内へ。
寝床は無事でした。
いつか地震が来るのは分かってたから、
寝場所の近くには落下しそうなものは置いてなかったのが幸いしました。
しかしデスクトップPCは本体が机の上で横倒しになっている上、
キーボードは机からぶら下がっている状態。
電気が戻ったとして通常に動くのか、甚だ疑問な様相を呈していました。
この時点でガスと水道はOKなのを確認。
なにか美味しいにおいがすると思ったら、
冷蔵庫が半開きになっていて、
床にヨーグルトがべちゃって落ちてました。
ふき取るために開こうとしても扉は動かない。
閉めようとしてもやっぱり動かない。
よく見ると扉と床の間に缶チューハイが引っかかってました。
四角い形にプレスされて、どうやら液漏れをしている様子。
私の限定桃ーーーーーーー!!!!!!!Σ(T△T)
一生懸命缶チューハイだったものを外して、
床でシェイクされてしまった桃ヨーグルトを片付けている間に
日没を迎えた周囲は徐々に暗くなってきました。
前日の残りのカレーを温めている途中でガスが止まり、調理続行不可。
とりあえず軍手と懐中電灯、可能なら食糧を買うため外出。
下の階の奥さんから近所のコンビニが開いていると教えられ、
チャリで行ってみるも手元が暗く商品が探せないため断念。
みんなは携帯の画面で明かりを取って探していたよ。
エリック君め、早々に充電切れになりやがって……ブツブツ。
というかその時点でほぼ全部売り切れだったんだよね。
ついでホームセンターに移動し一時間並んで懐中電灯ゲット。
売り場の棚が倒れてごっちゃになってるそうで、
発掘したものだけを売ってくれてる状態でした。
それでも当面必要な物資をすぐに探し出し販売してくれた店員さんGJ。
帰宅する頃には外は真っ暗になっていました。
停電のため明かりはクルマのヘッドライトくらいしかなく。
通行車両がいなくなったら本当に真っ暗でした。
ふと空を見上げると、
ここ数年見たことがないくらいの満天の星が目に飛び込んできました。
仙台で天の川を見たのは初めてだ。
星空に見とれながら近所の小学校に移動し情報収集を試みるも、
周囲が真っ暗なため何がどこにあるのかすら分からず断念。
その日はそのまま自宅へ戻り、
通話可能だった固定電話(ADSLのままでよかったね)で実家と連絡を取ったり。
この日は冷えましたね。
寒いし暗いしやれることもなかったので
さっき購入したスニーカーをベッド脇に置いてすきっ腹のまま就寝。
こんな感じで私は被災者の一人となりました。
この先紆余曲折を経て今に至るわけですが……
そのレポートは気が向いたらということで。
正直、私はかなり恵まれている方だと思うので
こういうレポートを上げるのもおこがましいという気がしないでもなく。
それでもやっぱり。
無事だった命、
ちゃんときちんと生きて大事にしなきゃならないと思うのです。
被災してからいただいた多くの方々の励ましや温かい言葉、気遣いに
心から感謝いたします。
この3月はどうしてこんなに寒いのだろう。
天候の理不尽に本気の怒りさえ感じる今日この頃ですが、
仙台市若林区在住の管理人はその後も何とか無事に過ごしております。
うちはかなり内陸の方に位置しており、
幸いにも津波の被害は受けずに済みました。
しかし自宅からわずか3kmほど海側の地域は軒並み浸水、
ニュースですっかり耳馴染になってしまった激甚被害地域は5km圏内にあります。
あれから半月、
自宅は電気が復旧しPCを利用してのネットも問題なくできるようになりました。
けれどまだ手の届くくらい近くに住居すら失くした方々がいる。
それを知りながら何もできない自分がいる。
悔しいけれど、それが現実。
だからせめて、自分にできることを精一杯やろう。
結局人は、それぞれにできることしかできないのだから。
というわけで、
被災当日のレポートを以下に記していきたいと思います。
3/11当日の仕事は休み、
15:15に友人と待ち合わせて食事をする約束になっていました。
午前中のうちに髪を切りに美容室に行き、
これから飲み会だと言ったところ馴染みの美容師さんが
サービスでワックスとアイロンで髪型をおしゃれに整えてくれました。
ごきげんで街に移動するも待ち合わせまでは少々時間がある。
ふむ。
あたたかくなったらランニングをしたいと思ってたのだったか。
折しもアーケードの靴屋はセール中。
スニーカーを格安でゲットしさらにご満悦。
しかし買い物が順調すぎて時間を潰しきれていない。
うむ。
本屋に行って立ち読みでもしよう。
立ち寄ったのはたぶん仙台で一番新しい本屋。
漢検の問題集コーナーを冷やかし、
少年マンガの平積コーナー前に差し掛かった時でした。
軽い揺れの後、轟音を伴った激しい地震が来ました。
前日、前々日に大きめの地震があったこともあり、
「ああ、来たか」という感覚で特に驚きはありませんでした。
まずは書棚が倒れてこないかを確認。
平積前のため棚は背中合わせの接合部分が目の前にある状況。
構造的にこっちに倒れてくることはない。
そう判断し、次に頭上をチェック。
2003年の連続地震の時は、
揺れの直後に頭上の空調のフタが落下してきたからね。
よし、照明や換気ダクトなし。
場所は本屋のほぼど真ん中。
下手に店内を突っ切る方が崩れてくる本に当たって危ない。
そう判断してその場でじっと揺れがおさまるのを待つことに。
第一波は平積の本がやや雪崩れるも数冊が床に落ちた程度。
照明も何度か点滅しましたがおおむね点いていました。
ふと見ると向こうのカフェスペースのテーブルにしがみついて
揺れをやり過ごしている人が数人います。
特に目に見える被害もなく揺れがおさまった、と思ったその時。
間をおかず第二波が来ました。
第一波より強い揺れで下手に移動すると転びそうなほど。
とりあえずその場に座ってやり過ごそう。
床に膝をついて平積台にしがみついたのとほぼ同時に、
耐え切れなくなったように積まれていた本が雪崩落ちてきました。
本といってもコミックスの新刊、軽いし大して痛くもないのだけれども。
台を抱え込んだ腕の中に惜しげもなく飛び込んでくるのはリボーン最新刊。
はわわわわ全国の十代目ファンの方々本当に申し訳ありません!
……とか考えてしまう程度には結構冷静だったんですがw
同時進行で照明が激しく点滅しだし、
ばちんっと音を立てて店内の明かりが全消灯しました。
カフェスペースの避難者はテーブルの下にもぐりこんでいます。
それやってる人初めて生で見た……!
地震の際のお手本のようなその行動を思わず凝視しているうちに
揺れは徐々に小さくなっていき、
完全におさまる前に店員さんの避難誘導が始まりました。
周囲は本の海。
棚の上から2段目までの本はすべて床に落ちて、
通常は棚の下に収まっている滑車つきの収納箱も
ところどころ通路に彷徨い出ている状態でした。
最初は本を足で寄せて通路を作っていたのだけど、
どうしようもないほど積み重なっているゾーンに出くわし
やむなく「ごめんなさい」と唱えながら新刊本を踏み越えて店内を脱出。
仙台は比較的地震に慣れているため、
今までは目に見える形で街が壊れていたことはなかったのだけれども。
外はガラスやタイルが散乱していました。
怪我でもしたのか、突然女性の悲鳴が響き渡ってちょっとびっくりしたり。
ともかくいつもの地震とは街の雰囲気が違っていました。
携帯も地震直後は通じるも30分後には通話・メール共に不可。
殺到する家族からの安否確認と乏しい電波探索であっという間に携帯は充電切れ。
友人との待ち合わせまで30分を切っていたため、
合流できないかと待ち合わせ場所で待ってみるも
停電と店舗閉鎖により人でごった返すアーケードで
人一人を探すのはやはり難しく、一時間ほどで断念。
どの道停電だから今日は店も開かないであろう。
かろうじて最後の電源で今日は解散にしたい旨のメール送信に成功し、
降り出した雪の中自宅へと徒歩で移動。
(地下鉄はもちろん、バスも回送扱いで利用不可)
吹雪の中黙々と歩く人の群……
あんなに多くの歩行者を仙台で見たのは初めてでした。
何気に七夕のアーケードよりも人出多かったんじゃなかろうか。
1時間の徒歩+15分のチャリを乗り継ぎ辿り着いた我が部屋は、
絵に描いたような地震後の風景となっておりました。
食器棚が倒れ、レンジが床に転がり、
半開きになった居室へ至る引き戸からは雪崩った蔵書が見え隠れ。
まさかこんなところで初仕事を依頼することになろうとは。
買ったばかりのスニーカーをタグも外さぬまま履き、
ワレモノの破片を踏み越えて室内へ。
寝床は無事でした。
いつか地震が来るのは分かってたから、
寝場所の近くには落下しそうなものは置いてなかったのが幸いしました。
しかしデスクトップPCは本体が机の上で横倒しになっている上、
キーボードは机からぶら下がっている状態。
電気が戻ったとして通常に動くのか、甚だ疑問な様相を呈していました。
この時点でガスと水道はOKなのを確認。
なにか美味しいにおいがすると思ったら、
冷蔵庫が半開きになっていて、
床にヨーグルトがべちゃって落ちてました。
ふき取るために開こうとしても扉は動かない。
閉めようとしてもやっぱり動かない。
よく見ると扉と床の間に缶チューハイが引っかかってました。
四角い形にプレスされて、どうやら液漏れをしている様子。
私の限定桃ーーーーーーー!!!!!!!Σ(T△T)
一生懸命缶チューハイだったものを外して、
床でシェイクされてしまった桃ヨーグルトを片付けている間に
日没を迎えた周囲は徐々に暗くなってきました。
前日の残りのカレーを温めている途中でガスが止まり、調理続行不可。
とりあえず軍手と懐中電灯、可能なら食糧を買うため外出。
下の階の奥さんから近所のコンビニが開いていると教えられ、
チャリで行ってみるも手元が暗く商品が探せないため断念。
みんなは携帯の画面で明かりを取って探していたよ。
エリック君め、早々に充電切れになりやがって……ブツブツ。
というかその時点でほぼ全部売り切れだったんだよね。
ついでホームセンターに移動し一時間並んで懐中電灯ゲット。
売り場の棚が倒れてごっちゃになってるそうで、
発掘したものだけを売ってくれてる状態でした。
それでも当面必要な物資をすぐに探し出し販売してくれた店員さんGJ。
帰宅する頃には外は真っ暗になっていました。
停電のため明かりはクルマのヘッドライトくらいしかなく。
通行車両がいなくなったら本当に真っ暗でした。
ふと空を見上げると、
ここ数年見たことがないくらいの満天の星が目に飛び込んできました。
仙台で天の川を見たのは初めてだ。
星空に見とれながら近所の小学校に移動し情報収集を試みるも、
周囲が真っ暗なため何がどこにあるのかすら分からず断念。
その日はそのまま自宅へ戻り、
通話可能だった固定電話(ADSLのままでよかったね)で実家と連絡を取ったり。
この日は冷えましたね。
寒いし暗いしやれることもなかったので
さっき購入したスニーカーをベッド脇に置いてすきっ腹のまま就寝。
こんな感じで私は被災者の一人となりました。
この先紆余曲折を経て今に至るわけですが……
そのレポートは気が向いたらということで。
正直、私はかなり恵まれている方だと思うので
こういうレポートを上げるのもおこがましいという気がしないでもなく。
それでもやっぱり。
無事だった命、
ちゃんときちんと生きて大事にしなきゃならないと思うのです。
被災してからいただいた多くの方々の励ましや温かい言葉、気遣いに
心から感謝いたします。
毎度どうもです、
最近の職場にいる時の何よりの楽しみが
隣の建築中のビルの成長を見守ることな管理人ですごきげんよう。
だって、どんどん背が伸びるんだ。
縦への成長が止まったと思ったら、てっぺんにクレーンが載ってさ。
地上から資材を吊り上げて搬入する様はリアルUFOキャッチャー。
強風の日なんかはマジでハラハラするんだ。
運び込んだ材料を元に、どうやら外枠はおおむね出来上がったようだよ。
ここ一週間ほどは窓がはめこまれつつあるんだ。
これから内装を施されるのだね。
ぴかぴかの窓越しに眺めるのが楽しみだよ。
しかしこのビルが完成する頃、私はまだ隣で働いていられるだろうか←
しかしあれだね、
ビルも人間も成長の仕方はほとんど一緒なんだね。
まずは身体が育つだろ。
で、その骨組に沿って各自装飾を施して身づくろいをして。
内側を磨くのは一番最後。
全部揃わなきゃ、一人前にはなれない。
どんなにでっかいビルだって、
内部設備の使い勝手が悪かったら評判は上がらないし。
どんなに内面が素晴らしい人だって、
まったく外見に気を遣わなかったらそもそも中身を知ろうとさえされないだろうし。
ううん、難しいね。
ま、おしゃれも内面磨きも身体がしっかりしてなきゃできないことなんだけどさ。
しっかりした身体、という言葉で思い出してしまった。
早朝の冷えた空気。
白い陽光に浮かび上がる見慣れない壁紙。
普段使っているのとは違う布団の匂い。
それらよりももっと近く、
焦点が合わないくらいすぐ目の前にある、逞しい背中。
そっと触れて、頬を寄せる。
……うん、犬くさい。
実家に泊まるたび、朝はいつも犬に起こされます。
私の寝間に犬を放つのはやめてください、父上。
パグって中型犬のくせに筋肉質でごっついんですよね。
非常にハグしがいがあります。
人間の赤ちゃんと大して変わらないよ。
まぁ、上記内容を妹に言って憤慨していたら
「背中で良かったじゃん。私は尻だったよ(´д`)ゲンナリ」
って反応が返ってきましたが。
目を開けて最初に見るのは……
うん、
やっぱり尻は勘弁だなw
しかしパグであれだけしっかりしてるんだから、
レトリーバーとかはどんだけ抱っこしがいがあるんだろう。
誰かハグさせてくれないかな。
全然関係ないけど、
忍ブログのトラバテーマで面白いのを見つけたのでリンクを貼ってみる。
【リア充】自分に自信、ありますか?【爆発しろ】
問いかけそのものよりも中の記事が面白い。
リメンバーしまね……(思い出し笑い)
ちなみに私は……自信なんてあるんでしょうかね?
ああでも、妙なことを考えている時でも何食わぬ顔を装うことなら
自信があると断言できます。
しかしトラバ記事をあえてリンク紹介ってw
だって今回の日記内容が全然関係ないんだもの。仕方ない。
……自分ルールを定めることに関しても自信はあるな、うん。
最近の職場にいる時の何よりの楽しみが
隣の建築中のビルの成長を見守ることな管理人ですごきげんよう。
だって、どんどん背が伸びるんだ。
縦への成長が止まったと思ったら、てっぺんにクレーンが載ってさ。
地上から資材を吊り上げて搬入する様はリアルUFOキャッチャー。
強風の日なんかはマジでハラハラするんだ。
運び込んだ材料を元に、どうやら外枠はおおむね出来上がったようだよ。
ここ一週間ほどは窓がはめこまれつつあるんだ。
これから内装を施されるのだね。
ぴかぴかの窓越しに眺めるのが楽しみだよ。
しかしこのビルが完成する頃、私はまだ隣で働いていられるだろうか←
しかしあれだね、
ビルも人間も成長の仕方はほとんど一緒なんだね。
まずは身体が育つだろ。
で、その骨組に沿って各自装飾を施して身づくろいをして。
内側を磨くのは一番最後。
全部揃わなきゃ、一人前にはなれない。
どんなにでっかいビルだって、
内部設備の使い勝手が悪かったら評判は上がらないし。
どんなに内面が素晴らしい人だって、
まったく外見に気を遣わなかったらそもそも中身を知ろうとさえされないだろうし。
ううん、難しいね。
ま、おしゃれも内面磨きも身体がしっかりしてなきゃできないことなんだけどさ。
しっかりした身体、という言葉で思い出してしまった。
早朝の冷えた空気。
白い陽光に浮かび上がる見慣れない壁紙。
普段使っているのとは違う布団の匂い。
それらよりももっと近く、
焦点が合わないくらいすぐ目の前にある、逞しい背中。
そっと触れて、頬を寄せる。
……うん、犬くさい。
実家に泊まるたび、朝はいつも犬に起こされます。
私の寝間に犬を放つのはやめてください、父上。
パグって中型犬のくせに筋肉質でごっついんですよね。
非常にハグしがいがあります。
人間の赤ちゃんと大して変わらないよ。
まぁ、上記内容を妹に言って憤慨していたら
「背中で良かったじゃん。私は尻だったよ(´д`)ゲンナリ」
って反応が返ってきましたが。
目を開けて最初に見るのは……
うん、
やっぱり尻は勘弁だなw
しかしパグであれだけしっかりしてるんだから、
レトリーバーとかはどんだけ抱っこしがいがあるんだろう。
誰かハグさせてくれないかな。
全然関係ないけど、
忍ブログのトラバテーマで面白いのを見つけたのでリンクを貼ってみる。
【リア充】自分に自信、ありますか?【爆発しろ】
問いかけそのものよりも中の記事が面白い。
リメンバーしまね……(思い出し笑い)
ちなみに私は……自信なんてあるんでしょうかね?
ああでも、妙なことを考えている時でも何食わぬ顔を装うことなら
自信があると断言できます。
しかしトラバ記事をあえてリンク紹介ってw
だって今回の日記内容が全然関係ないんだもの。仕方ない。
……自分ルールを定めることに関しても自信はあるな、うん。
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HN:
深雪
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性別:
女性
自己紹介:
駄文を書き散らしたり他にもなんか色々します。
基本疲れてますが、
時々憑かれたり暴れたり萌えたりする日々。
現在は主についったーに棲息しています。
@mi_suikyou
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