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皆さんは「血筋」というものを感じる時があるでしょうか。
自分でも、他人でも構いません。
普段はあまり意識していなくても、
ふとした瞬間に「ああこの人々は間違いなく同じ形質を持っている」と思うことが。

うちの父方の祖父は北海道開拓の折に入植した屯田兵の息子です。
初代夫婦(私の曾祖父母)はいずれも明治生まれで叩き上げの開拓者、
その背中を見て育った惣領息子である祖父もまた昔気質の関白家長となりました。
どうやら酒と煙草が大好きなのはこの代の特徴らしく、
幼い私の記憶にいる曾祖母は自室で煙管をふかしてワンカップ、
祖父は一晩で「わかば」カートンとホワイトリカー1本を消費する猛者でした。
(曽祖父については私が生まれた時点で他界しているため詳細不明)
そんな生活習慣が身についていればいずれ体を壊すのは必定、
やがて祖父の肺にガンが見つかり切除手術をすることとなりました。
術前の検査のため入院した病室で、
日ごろ口やかましい祖父は珍しくベッド周りのカーテンを閉め切っておとなしくしています。
さしもの祖父も不安なのだろうか。
そう子供心に同情した刹那。
病室の扉を勢いよく開いて、婦長さんが飛び込んできました。
音高くカーテンを引き開けて、そのまま硬直することしばし。
彼女の体越しに見えた寝床の上には「わかば」の箱が散乱し、
布団に胡坐をかいた祖父の手にはワンカップが握られていました。
「何やってるんですか!」
ここは婦長さんの怒りが正統。
何故にうちの祖父は検査入院の床で酒盛りなんざしとるんだ。
なのに。
「うるせェくそばばあ!」
煙と一緒に吐き出した祖父の心底怒った怒鳴り声が今も忘れられません。

……という話を友人知人に話すと、
大抵は「激しいじいちゃんだね」と苦笑混じりの答えを返されるのですが。
続けて「あんたのじいちゃんだと思うと納得する」って言われるのは何故ですか。
ワタシソンナニヤンチャナフルマイハシマセンヨー。
こんなに激しい祖父の「血筋」が人畜無害な私に表れてるなんてとても納得がいきません。
私はこんなに清く正しく美しく、ついでに強く逞しく生きているというのにねぇ?

祖父は数年前に亡くなりました。
死因はガンではありません。
結果的には怒られつつも好物を摂取し続けて、
それが命取りにならなかったのだから幸せな生き方だったのかもしれませんね。

というわけで今月後半、祖父の墓参りも兼ねて帰省することになりました。
最近体調を崩していたこともあり、今回は少々長期の滞在になる予定です。
出発日は9/18(金)ですが、帰りはまだ未定。
そのため次週更新後しばらく本家の更新はストップとさせていただきます。
不定期にこっちの方で近況報告などできたらと思っています。
来週までに小説上がるよう、頑張ってみるよ。

*今日の晩飯*
麻婆春雨丼、プリン
ああ、また中華系丼だ……油断するといっつもこうなってしまうわ。
セロリを買おうとスーパーに行ったら思いのほか高くて、
他の食材に走った結果こうなりました。
帰省に備えて冷蔵庫整理もあるからな。食糧調達は計画的に。

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フジリュー……やってくれたぜ。
JSQを未読の方々へ、最初にお断りを一言。
今月の感想には重大なネタバレ(原作との相違点)が含まれます。
NGな方はここから先はヤバいよ、という注意書き以降は読まない方がよろしいかと。
ともかく原作派にはここがフジリュー版を受け入れられるか否かの境目になりそうですね。
私は……びっくりしたけどそれ以上の衝撃ではなかったかな。
逆に結末がまったく読めなくなったので、
これから提示されていくフジリューの答えがますます楽しみになりましたよ。
思っていた以上に、原作とフジリュー版は別物と割り切っていたらしいです。

じゃ、まだるっこしい表現はここまで。
ここから先はヤバいよ? 気をつけてね。
白文字で書くので、読んでいただける方はドラッグ反転をお願いします。

今月の敏夫さんは最初の一コマ(返り血まみれ)のみ。
でもかーなーりお腹いっぱいだー。満足。つか血の海っぷりがすげぇ……

田中ママ。
気持ちは分かるし全国に同じ思いを抱えたママは多いと思うけど……
本当にそれを口にしちゃおしまいさー。
壁越しに話すかおりと恵のショットが可愛い。
話してる内容は可愛いなんて言葉とは程遠いけどね。

原作のラストで病院送りになった人は誰だろうって勝手に妄想してたの。
多分敏夫さんかしらって思ってたんだけどね。
訂正。
間違いなく結城パパが病院行きだ。
そのカメどっから調達したの……!!!!!
ていうか歌! 歌が怖い!!

で。
今回これに触れないわけにはいかないのよ。
夏野ちゃん、まさかの起き上がり。
実のところ最初に原作読んだ時、夏野はいつ起き上がるのかドキドキしてました。
一通り読み終わって、夏野が最後まで起き上がらなかったことを確認して、
夏野は起き上がらないことで自らが狩ろうとしていたものと決して同質にはならない、
というスタンスを貫いたんだろうと解釈してたんです。
この辺はうまく説明できないのですが……
けどどこかで夏野が起き上がっていたらどうなっていたんだろう、
と考えている自分がいたこともまた事実。
だからフジリューの大胆な改変に驚きはしたものの、抵抗は覚えませんでした。
勿論、原作派の間で賛否の嵐は吹き荒れるでしょう。
けれどまあ、フジリュー&シマ氏コンビなんだからアレンジ入るのは仕方ないよね(笑)
原作では見られなかった「結城夏野編」の最終章を、
夏野起き上がりのシナリオを頭に描いたことのある一読者として楽しみに待ちたいと思います!
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