褒めてほしいのはそこじゃない

ピアノが好きです。
ありふれた楽器だからあまり意識したことはないけど、
実は結構独特だよね、あの音色。
弦楽器とも、もちろん吹奏楽器とも違う。
鋼鉄の弦をハンマーで叩くという独特な構造を考えると、
似ている音がすぐに思いつかないというのも納得でしょうかね。
クラシカルな曲もいいけれど、
ジャズに参加してるピアノとかめっちゃカッコよくて大好き。
蓋が開いてて張られてる弦がチラ見状態だったらさらにポイントアップ。
最高にいい笑顔でうっとり見つめてしまいます。
チラリズム万歳☆

反対に嫌いな音は……
そうだなぁ、例えば。
おばけ屋敷のぎぃっ、ぎぃって音。
なんなのあの恐怖心を煽る不規則なリズム。
今にも扉の隙間からおばけがこっちをチラ見しそうな雰囲気がいや。
そんなチラリズムは望んでない。

というわけで。
先週壊れたうちの風呂場の扉ですが。
昨日、ようやく完治いたしました！
修理完了までに丸一週間かかってしまったよ……
なにせ築年数が古いアパートなので、
業者さんの想定よりかーなーり古い型式の扉だったようです。
そのため交換部品は東京からお取り寄せ。
「今時珍しいですよ～」って言われました。
あと、壊れ方が通常ではちょっと考えにくい感じだったようです。
「器用な壊し方しましたね～」って言われました。
ちょっ、そこ褒めるとこ違う……！
修理が来ると思って、すんごい頑張って掃除したのに。
「築年数経ってるのにキレイですね～」とかは一言も言われませんでした。
……別にいいけどさ。
ついでに蛇口の水漏れも直してもらいました。
どさくさに紛れ全部ひっくるめて経年劣化ということにして、
修理代は不動産会社持ちとなりました。
うん、私にとってのエコ（ノミー）でとってもいいね。
ここは褒めてもいいポイントでしょう。間違いなく。

というわけで一週間経ってようやく、
心行くまで温かい風呂に浸かることができました。満足。

あ、冒頭で散々熱く語っといて何ですが。
私ピアノ弾けません。
幼い頃無理矢理習わされそうになった時泣いて抵抗したため、
母の夢だった「娘が弾くピアノが窓から流れてくる家」は
融雪剤をぶっかけられた雪のごとくはかなく消え果てました。
……でも、今なら憧れる気持ちが分かる。分かってしまう。
自分も将来、子どもに同じことをしないとは言い切れないんだ。
こうやって歴史は繰り返すんだねorz

＊今日の晩飯＊
AL PESTO con Parmigiano-Reggiano、りんごジュース
↑は何物か。文字化けではないよ。
友人がくれたスペイン土産のパスタです。
チーズソースがベースで、バジルらしきものが散りばめられてました。
ネット辞書で頑張ってスペイン語を訳しながら作ってみたよ。
Parmigiano-Reggianoって、
イタリアチーズの王様とも呼ばれる高級品らしい。
そんなことは全然知らずウマーって食っちゃったよ……！
なんてもったいないことを。