中原の虹語り

時間が足りない。
やりたいこと、やらねばならぬことはたくさんあるのに、気づけば一日が、一週間が過ぎています。
今週から週末もミスドのシフトが入ったからね。
実質週休一日未満の日々がスタートですよ。
体調管理にだけは気をつけねばなりませんね。


そんな中、初秋からのマイブックフェアは未だに続行中。
冬至前の長い夜、最近のお供は浅田次郎『中原の虹』です。
以前からちらちらと書いてはいましたが、このほどようやく２巻に着手できました。

いやー、面白いですよこれ。
下手するとシリーズ前作『蒼穹の昴』の上を行くかも。
主役が張作霖、メインが袁世凱、しかも私のお気に入りである西太后慈禧は中途退場と、
私的に微妙な情報ばかりが先行していたためかなり不安だったんですが。
いざ読み始めると止まらないんだこれがまた。

張作霖と仲間の馬賊が繰り広げるガンアクションがめちゃカッコいい。
ただでさえ最近銃もいいなぁとか思ってたところだったからね。これは効く。

私的ヒーロー李鴻章が没した後が舞台ということが残念でしたけど。
李鴻章閣下は慈禧ちゃんより先に逝ったのね。
この二人がくっついていたら、当人達はさぞ幸せに暮らせただろうに。

そして李家の三男春雷は予想以上に男前だった。
こんなに強いなんて聞いてないよ春児！
この二人が事あるごとに思い出し、
文秀の親友でもあったガキ大将長兄春風は一体どんな豪傑だったんだ。

世界史の中でもインパクトが強い名前トップ３に入るであろうヌルハチと完顔阿骨打の間に、
どうやら血のつながりがあるらしいということを初めて知りました。
そういえば両者とも女真の出身だ。言われてみれば血縁があってもおかしくない。
ちなみにトップ３のもうひとりには公衆浴場を造ったカラカラ帝（ローマ）を挙げておきたいと思います。

ホンタイジが本名ではなく、皇太子という意味だったとかも初めて知った。
まだまだ知らないことだらけ。

今後は王逸将軍が手塩にかけて育てているであろう毛家の倅がどう登場するのかが楽しみ。
浅田次郎は中華人民共和国をライフワークにする気じゃあるまいな。
『蒼穹の昴』での王逸と小梅の話には泣いたよ。
科挙探花の進士将軍と耳の聞こえない農家の少女の檻越しの勉強会。
その結末も含めてえらくドツボ。あやうくスタバで号泣するところだったわ。

ここまででもいい加減マニアックな記述が続いていますが、
朝飯前の子供番組報告書に比べれば全然マシだよね。
というわけで迷惑をかけないうちに食事報告。

今日の昼飯
ごはん、ぶり大根、ミスドのエンゼルクリーム
今日はミスド１００円セール実施中。
買うならパイがお得だよ。６０円も値引きされてるから。
風の噂で従業員割引があるって聞いたのだけれどホントかな。
毎日１００均セール並で買えるなら、それだけでバイトしてる価値はあるよね。